安心感の研究 by 暖淡堂

穏やかに日々を送るための試みの記録

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歴史と古典

毋先物動、以観其則。動則失位、静乃自得。春秋時代から伝わる心術の歴史 第8回 

こんにちは、暖淡堂です。 ゆっくりと読んでいる心術、今回は8回目です。 前回は、人々の能力を十分に発揮させよ。指導的立場にある者は、別にやることがあるのだ、という感じの文章でした。 今回はまた指導者の心得になります。 現代訳管子四篇: 黄老思想の…

毋代馬走。使盡其力。毋代鳥飛。使獘其翼。春秋時代から伝わる心術の歴史 第7回 【管子四篇】

こんにちは、暖淡堂です。 心術を少しずつ読み進めています。 前回までは、上に立つ者の心の在り方が、従う人たちにどのように影響を及ぼすのかが書かれていました。 では、指導的立場にいる者はどのように従う人たちと接するべきか。 それを述べた文章が続…

故曰上離其道、下失其事。春秋時代から伝わる心術の歴史 第6回 【管子四篇】

こんにちは、暖淡堂です。 管子四篇の心術の紹介、6回目です。 心が欲で満ちてしまえば、目や耳はものごとをありのままに捉えることが出来ない。 前回はそんな内容でした。 今回は、それを国や会社のような組織に当てはめて考えます。 管子四篇 (暖淡堂書房)…

嗜欲充盈、目不見色、耳不聞聲。春秋時代から伝わる心術の歴史 第5回

こんにちは、暖淡堂です。 管子四篇の心術、5回目です。 今回は、心の状態がどのように身体の器官に影響を及ぼすのかについて書かれた部分を読みます。 嗜欲充盈、目不見色、耳不聞聲。 嗜欲充盈 目不見色、耳不聞聲 欲望が妨げるもの 嗜欲充盈 嗜欲しよくと…

九竅のことを少し詳しく:春秋時代から伝わる心術の歴史 第3回

人は目で見たものや、耳で聞いたもの、鼻で嗅いだり、口で味わったものに対して、欲を抱きます。 自分の外にあるものを、自分のために何とかしたい。 そう思うのですね。 必要な分だけ、ちょうどよく欲しがるといいのですが、過大に欲しがってしまうこともよ…

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