実家から、子供の足で歩いて二〇~三〇分ほどのところにある豊沼小学校に入学したのは、昭和四六年の春であった。当時もやはり道は舗装されていなくて、雪がまだ多く溶け残りぬかるんだ道を小学校まで歩いていった。
家がまばらにしか建っていない、田んぼの中に続く寂しい道を、小学生の僕は一人きりで通学していた。交通量も少なく、またいろいろな意味で今よりもずっと安全だったということだろう。
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砂川市立豊沼小学校は現在でもありますが、僕の通った大きな木造校舎ではありません。
小学校に入学したのが、もう50年以上前になります。
いろいろと変わっていくのは当然のことでしょうね。
それでも、なんとなく寂しいものです。
今はもうなくなった古い木造校舎 豊沼-砂川(一〇)
またお立ち寄りください。
どうぞご贔屓に。
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