何事もなく
大事なことがあるような顔が出来なくて
混み合った電車に乗り込むのに
なんとなく気おくれがしてしまう
それでもなんとか乗り継いで
人を押しのけるようにして出勤する人の
背中を見ていると
向かう先に大事なものがあるのではなく
その、ふりが大事なのかと
そんなことを思うと
なんだかとても可笑しくて
身体が軽くなった気もして
無事仕事始めの一日を過ごせた
ただ、何事もなく…
【現代詩】「何事もなく」
人を押しのけても得るものはないことを誰もが知っている
現代詩の試み
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