こんにちは、暖淡堂です。
今年の夏は、昔から好きだった作家の本を読み返していました。
その中の、西村寿行さんの本を紹介します。
鯱シリーズの四作目「碧い鯱」です。
鯱のシリーズのメインキャラクターは仙石文蔵、天星清八、関根十郎、十樹吾一の四人。
それぞれに超人的な能力を持っているのですが、また軽妙な生き方もできます。
仙石文蔵と十樹吾一の掛け合いは、笑えます。
ストーリーの中心は、環境破壊。
アマゾンなどの熱帯林の伐採で炭酸ガス吸収量が減り、酸素濃度の低下、気温の上昇などが起こっている。
それを少しでも抑制しようと行動を起こした科学者が、KGB(1980年代ですので)とCIAの謀略戦に巻き込まれてしまいます。
それを救いに立ち上がったのが仙石文蔵らの四人。
さまざまな戦いを勝ち抜きます。
荒唐無稽と言われてしまう部分も確かにありますが、読後感は爽快です。
昭和のおじさんだからかな?
西村寿行さん、もう亡くなっています。
著作権上の問題でしょうか、書店では入手が難しくなっています。
以下は、主に電子版になります。
もやもやした気分を晴らしたい時などにお勧めです。
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西村寿行さん、好き嫌いがはっきり分かれてしまう作家さんですね。
僕は大好きです。
西村寿行さんが生きているうちは、ほとんどの作品を読んだと思います。
当時は普通に、小さな町の個人書店でも数冊は置いてありました。
人気作家でした。
またお立ち寄りください。
どうぞご贔屓に。
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