
こんにちは、暖淡堂です。
前回、実用新案の制度について説明しました。
今回は、実用新案の例を紹介したいと思います。
特許庁のデータベースの運営や、知財関連の教育を行っている組織であるINPIT。
そこが管理しているJPlatPat(特許、実用新案、商標のデータベース)で検索してみました。
JPlatPatは以下のリンクから。
誰でも簡単に検索できます。
2025年1月1日から1月31日までの1ヶ月に出願された実用新案の件数は357件でした。
1件、わかりやすかったものを紹介します。
(わかりやすいというのは、結構大事なことです)
以下になります。
【登録番号】実用新案登録第3251485号(U3251485)
【考案の名称】ストリートチェア「シニアちょいQ」

「シニアちょいQ」。
いい名前です。
商品化されたら、そのまま商標登録するのかもしれません。
出願日が2025年1月20日。
登録日が2025年5月22日。
詳細な説明の部分を要約すると以下のような感じになります。
街中の歩道柵に設置する折りたたみ式の「ストリート椅子」です。高齢者が気軽に休憩できる場所を増やし、外出への不安を減らすことで、健康増進や経済効果を促すことが目的です。既存の歩道柵を利用するため、設置費用を抑え、道路交通法上の問題も解決できます。
歩道などにあるガードレール、手すりなどに取り付ける折りたたみ式の腰掛けです。
取り付けるための様式は記載されていませんでした。
どのような取り付け方でもいいということだろうと思います。
こういう腰掛けが街中にあると、便利だと思う人もいるでしょう。
実用新案は、ざっくりとこんな感じです。
アイデア勝負です。
きれいな図が描ければ、出願してみるといいかもしれません。
実際に作ってみて、効果が確認できていれば、なお良いかもしれませんね。
*☺☺☺☺☺*
実用新案は、割と身近なところで役立ちそうなアイデアを提案しているような感じです。
皆さんも、何か思いついたら、出願してみてはいかがでしょうか。
実用新案は、例えばこんな感じ

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