安心感の研究 by 暖淡堂

穏やかに日々を送るための試みの記録

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【現代詩】「放射光」 理性を曲げるもののイメージ 現代詩の試み

 

放射光

 

高速の

無言の

粒子の群が

強力な磁場で

曲げられる時

ささやき交わす

 

(…、ああ、ああ、〝私〟は…

 

層状に重なる声は

青白い放射光となり

巨大な輪の中心にそびえる

鳥居を

浮かび上がらせる

  

*****

 

宇宙のどこか遠い涯から飛んでくる無数の粒子を、私たちは浴びながら暮らしています。

私たちの身体をすり抜ける粒子群。

それを曲げてしまうほどのものが、もし私たちの身体のなかにあるとしたら。

それが聳え立つほどの大きさの、鳥居なのではないかと思いました。

そんな思いを書いてみた詩です。

 

 

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dantandho

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