上の写真は2010年5月頃に撮影したものです。
まだ家族がタイに引っ越してから間もない頃に出かけた先で見た建物で、お寺のようでした。
この後も、タイではお寺をたくさん目にしました。
日本のお寺と違うところがたくさんあったので、覚えていることを書いておこうと思います。
屋根の端っこにトンガったものがついている
写真を見ていただくとわかりますが、屋根の端にはすべてトンガったものがついています。
そして、屋根の真ん中にも尖塔があって、もし上空にいる神様や仏様が先端恐怖症であったら、怖くて近寄れないだろうなと心配になってしまいます。
装飾として付けられているのでしょうけど、タイは落雷が多く、避雷針でもあるようです。
日本だと、お城にある鯱鉾に当たるのでしょうか。
鯱鉾は避雷針の機能はあるのかな?
古い家屋の鬼瓦などは、似たようなものかもしれません。
金色、赤色、緑色
タイのお寺はどれも色鮮やかです。
日本人からすると違和感を感じるかもしれません。
ただ、日本の古いお寺が初めっから古色蒼然としていたかどうか。
日本のお寺は木造建築で、初めは鮮やかに色がつけられていたとしても、それが褪せてしまうこともあるかと。
それを日本のお寺の基本と考えて、似たようなお寺を建てると、どれもくすんだ暗い感じのお寺になってしまいますね。
タイのお寺の方が、より原型に近いのかもしれないな、なんて思いました。
釣鐘がない、お墓がない
タイのお寺には釣鐘がなかったと記憶しています。
なので、タイには除夜の鐘を撞く習慣がありません。
なあ、タイの人は、一部の人はカラオケで盛り上がり、その他の人は家で静かに過ごすのでしょうね。
我が家は、タイ滞在中は、大晦日は紅白歌合戦を観た後、ゆく年くる年で除夜の鐘を聞いていました。
そういえば、お寺の近くに、墓地らしきものもありませんでしたね。
気づかなかっただけかもしれませんが。
タイのお葬式は長い
現地社員のお父さんが亡くなったので、葬儀に参列しました。
で、始まりがいつで、終わりがいつだったのかわかりませんでした。
途中で食事をしたのですが、それが終わったら帰っていいよ、という感じになったので、帰りました。
バンコクのお寺で行われたのですが、近くに屋台がたくさんあって、魚や鶏肉(と信じているもの)を焼くいい匂いが流れてきたりしていました。
お葬式で面白かったのが、ダンボール紙などを利用して作った家の模型があったことです。
現地の人に聞くと、天国に行ってから住む家だ、ということでした。
故人が天国で暮らしていう上で、必要になるもの、生前好きだったものなどがある家を作るようです。
なるほどなと思いました。
仏教とは直接関係ないかもしれません。
でも、この辺りにタイの人の親や年長者を敬う気持ちが出ているのだろうな。
そんなことを感じました。
タイのお寺はトンガっている
【微笑みの国の記憶:タイ駐在備忘録】
タイのお寺はどこもキラキラ、金ピカ。仏像も輝いています。
おまけに白目、黒目がくっきり、ちょび髭もしっかりと書き込まれていたりします。
それが楽しめるかどうかで、タイを好きになれるかどうか、結構決まります。
またお立ち寄りください。
どうぞご贔屓に。

