初めて訪れた街の駅。
ざわざわとする音の中に沈んでいた。
自分が立ち止まっても、自分以外のものが動き続けていて。
自分は古びたベンチに静かに座っていて。
それでも、自分の心は、ずっと動き続けていて。
視線で追わなくて、たくさんのものが見えて。
「今」が、動き続けているのがよく見えて。
心が動いているのだから、いつかきっと身体も動き出す。
じっとしていても、自分以外は止まることはない。
それは、動き続けているのと、同じなのだ。
動き続けている全部の中の、自分は中心にいるのだから。
- 暖淡堂書房の書籍から -
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一人きりでいても、寂しくなかった

dantandho
