
こんにちは、暖淡堂です。
極私的「京極祭」、続いています。
2024年の年末から2025年の年始にかけて読んでいたのが、「了巷説百物語」。
2025年の年末から2026年の年始にかけて読んでいたのが、「狐花」。
まるまる1年、書棚で寝かしていました。
この作品に登場するのが中禅寺洲齊。
そして、やはり憑き物落としでもあります。
「京極堂」中禅寺秋彦の系譜については、いくつかの作品でポツリポツリと語られています。
「了巷説百物語」と「狐花」では江戸時代末頃の中禅寺洲齊。
「書楼弔堂 破暁」では明治期の中禅寺 輔。
中禅寺 輔には5歳の子供がいるとも書かれています。
この子供というのが、年齢的には、中禅寺秋彦の祖父くらいかもしれません。
で、この「狐花」。
副題として「葉不見冥府路行」と書かれています。
これが副題となっていることは、この本を読み切ることに理解できるはずです。
中禅寺は曼珠沙華を監物に投げ付けた。
監物は抜刀し、その花を斬った。真っ赤な花弁が散った。
「思い出しましたか。娘の顔を。美冬の顔を。そしてー息子の顔を」
「ああ」
監物は、美冬、雪乃と呻くように言った。
株式会社KADOKAWA「狐花 葉不見冥府路行」京極夏彦、p251
中禅寺の系譜は、明治から大正の頃の部分は、これから書かれるのでしょうか。
明治は、いろいろとありそうなので、とても楽しみです。
極私的京極祭、なかなか終わりそうもありません。

dantandho
