
「ワークライフバランス」という言葉を耳にするたび。
言葉の間の不整合がとても気になる。
ライフは人間の一生全体のことだと理解している。
ワークはそのうちの、重要ではあるが、一部分のことである。
全体(ライフ)と部分(ワーク)である。
なので、そもそもこの二つを天秤にかけて、バランスをとることはできない。
ワークとワーク以外のものを天秤にかけるような考え方はできるかもしれない。
ただ、その場合、どうしてワークだけを切り出してきて、それ以外と天秤にかけないといけないのか。
その部分の理由づけも必要になる。
ここまで考えてきて、全体と部分を比較しているものがあることに気づいた。
体脂肪率である。
体重の中の、脂肪の重さの比率である。
体(体全体)における脂肪の比率である。
これは、適正な範囲というのがあると思う。
各人でその範囲は異なるだろうが。
だから、ワークライフバランスというのではなく、「日労働時間率」とてもいうべきだろう。
その方が、イメージにも適った言い方のような気がする。
まあ、カタカナ言葉にして意味をぼやかすか、漢字羅列言葉にして意味不明にするかの戦略的方向性が異なるだけだが。
*☺☺☺☺☺*
どんな比率を「格好いい」とするかは、各人の好みだ。
好みを押し付けられるのは、大概の場合、心地悪い。
ワークライフバランスは、ライフの中の
ワークとワーク以外のものとのバランスをとること

dantandho
