安心感の研究 by 暖淡堂

穏やかに日々を送るための試みの記録

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一山越えると下り坂 それもまた良し



こんにちは、暖淡堂です。

12月になってしまいました。

で、おまけにもう一週間過ぎてしまっていて。

早い(速い、疾い)ものです。

 

年が明けると、一月ほどで還暦。

その先には長年勤めてきた会社の定年。

なんだかもう、早い(速い、疾い)です、なにもかもが。

 

月の満ち欠け、日の傾き

古典を読んでいると、満ちた月は欠ける、中天の日は傾く、という意味の文章がよく出てきます。

たとえば易経の「雷火豊」の「彖に曰く」には以下のような文章があります。

 

日中則昃、月盈則食。天地盈虛、與時消息。

日中すれば則ちかたむき、月ちれば則ちく。天地の盈虛えいきょ、時と消息す。

 

太陽が中天にあれば、強く光り輝くが、それもやがて傾いて、地平線に沈んでしまう。

満ちた月も夜を明るく照らすが、それもまた欠けてしまう。

同じように、この天地にあるものが勢いを失うことは、時が過ぎるように自然なものだ。

そんな感じの意味です。

 

坂道を下る

もし、人生を前半後半に分けると、50歳台などはもう後半。

これから下り坂。

太陽であれば地平線に向かって傾いていく。

月であれば次第に欠けていく。

そんなイメージを持ったりしますね。

 

最近、僕は、これを「坂を下っている」と思うようになりました。

坂を下るのは楽だし、勢いもつきます。

近くに小さい山があれば、その勢いでついでに登ることもできる。

余力があれば、少し高めの山に登ることもできますね。

下りながら力をつけられれば、もっと高い山に挑戦することもできる。

 

だから、坂を下るというのは、希望を持てる、楽しいことでもあります。

 

下るついでに拾う

坂道を登るときには、脇目も振らず、頂上に向かって頑張って足を進めるもの。

自分もそうだったと思います。

だけど、頑張って坂道を下る、ということはないですね。

まあ、転ばないように気をつけるくらいで。

 

のんびりと、気楽に下っていけばいい。

寄り道もできるし、あちらこちら眺めながら進んでいけます。

そこに良さそうなものがあれば、拾ってみてもいいですよね。

拾ったものが、次の坂道を登る際の杖になるかもしれません。

 

まあ、そんな感じで暮らしています。

 

*☺☺☺☺☺*

 

自宅の本棚から引っ張り出した本を読むことが多くなってきました。

中断していた「極私的京極祭」も再開しそうです。

「極私的島田荘司フェス」のようなものも、そろそろやりたいなあ、なんて思っています。

平日は忙しくなってしまい、そのまま定年を迎えそうですが、休日はのんびりとするつもりです。

 

一山越えると下り坂 それもまた良し

 

画像を準備していて、以下の名曲を思い出しました。


www.youtube.com

 

f:id:dantandho:20210924172547j:plain

dantandho


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