こんにちは、暖淡堂です。
「十八史略」という書物をご存知でしょうか。
南宋末期から元の時代に生きた曾先之という人がまとめた歴史書です。
「史記」や「漢書」などの代表的な史書を基に、中国の太古から元によって南宋が滅ぼされるまでの長い期間をまとめた歴史書です。
日本では戦国時代の武将などに愛読者がいました。
現代でも多くの書籍が販売されていて、広く読まれている書物です。
一方で、中国ではなんとなくあまり読まれていません。
歴史書としては「史記」、「資治通鑑」などが好まれているようです。
「十八史略」は簡単な歴史の手引書、導入テキストくらいの位置付けのようですね。
それでも、これを通読することで、中国の人たちが歴史をどのように理解しているのかがわかります。
日本の歴史観との違いもよく見えてきます。
この十八史略を読んで、暖淡堂が一番役に立ったと思っているのは、日本の古典で引用されている中国の故事が大体わかるようになったこと。
歴史的人物のエピソードも、大まかに頭に入ること。
そして、歴史的出来事は、形を変えながら、何度も繰り返されることがわかったことですね。
すでに多くの書物が出版されていて、入手も容易です。
それでも、自分で原文データを整理して、その後、現代訳か、あるいは物語化をしたいと考えています。
一読書家として、十八史略にはとても惹かれるものがあります。
それに素直に従ってみようと思っています。
以下、原文データ整理作業中のサイトのリンクです。
最新の箇所がご確認できます。
以下の書物は抄訳ですが、全体像がとてもわかりやすくまとめられています。
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