タイに着くと、さまざまな手続きを短期間で片付けなければいけませんでした。観光ではなかったので、ビジネス用のビザで入国していましたが、それも早い段階でワークパーミットを得る必要がありました。その他、銀行口座の開設も急いで行いました。
手続き自体は現地の人が進めてくれていて、僕はその人の横にいてイエスイエス、ノーノーと言っていればよかったのですが、色々なところでの待ち時間が多くて疲れた記憶があります。
専属のドライバーさんがいて、休日も使っていい車があったので、それで出かけてもいいと言われていたのですが、休日はそんな気分にはなれず、サービスアパート(ホテルの一室を長期借り切り)の部屋でずっと寝ていたりしました。
現地で暮らし始めて感じたのが、文字の難しさ。看板などのうち、重要なものは英語が併記されているのですが、道路標識などはタイ語のみ。お店の看板もタイ語のみだったりします。
悔しかったので、勉強しました。もう、すっかり忘れてしまいましたが、文字を見て、音にすることは大体できるようになりました。音にできたら、理解できるものがかなり増えます。屋台の垂れ幕や看板に書かれている「コーク」がわかったときは、とても嬉しかったです。
音にできても、意味がわからないものはたくさんありましたね。滞在期間中は勉強していましたが、ごく簡単な会話しかできませんでした。で、この会話の種類は出向前と、結局は変わらない状態で帰国してしまいました。
「ノンノン」
「トーナカップ」
「コービアシンカップ」
「ニーアライ」
「ニーソンカップ」
「マイペッ、メダイカップ」
「コップンカップ」
「チェックカップ」
タイ滞在期間中は、ほぼこれだけで乗り切りました。
その後の出張でも、これらを多用していますね。
仕事はほぼ英語でした。
日本語は職場には話せる人がいませんでしたね。
現地法人の社長の方針で、採用は英語での会話力必須ということでした。
タイ語オンリーでなくて助かりましたが。
またお立ち寄りください。
どうぞご贔屓に。