こんにちは、暖淡堂です。
三省堂の全訳漢辞海、愛用しています。
漢和辞典は漢文や中国の古典を読む時には欠かせないものですよね。
そうではありますが、使い方にちょっとしたクセがあります。
英和辞典みたいにアルファベット順になっていませんし、国語辞典のように50音順でもありません。
実際、自分がそうだったのですが、この漢和辞典がネックになって、漢文や漢詩の勉強が中途半端になってしまいました。
高校生だった頃、授業で漢文や漢詩を勉強した時、とても興味を持ったのですが、自分で勉強しようとすると、漢和辞典を使わないといけない。
しかし、自力では漢和辞典の使い方に慣れることができず、なんとなく中途半端に終わってしまいました。
50歳に近くなった頃、たまたま神田の古本祭りで、台湾で出版された「管子」に出会い、それを読み始めた時に、漢和辞典にも再チャレンジしました。
で、今ではそこそこ使い慣れました。
漢文や漢詩、その他中国の古典を読むことに対して、漢和辞典が心のバリアになっている方と、僕が漢和辞典をどのように使い込んだかを共有したいと思います。
漢和辞典を使う場合、以下の二つの状況に分けられます。
漢字の読み方がわかる場合
音読み、訓読み、いずれかがわかっている場合。索引でその漢字を探します。そこにあれば、その漢字が記載されているページがわかりますので、そのページを見ればよいことになります。
読み方がわかっていたら、全然問題ありません。楽勝です。
読み方を想像するというのもあります。漢字を眺めて、似ている字が思い出せたら、その読みをヒントにするというのは良い手です。
漢字の読み方がわからない場合
漢和辞典を引く時に難しくなるのが、読み方がわからない場合です。この時は仕方がありません、総画数で調べます。
で、総画数の索引で目指す漢字を探します。総画数の索引は、部首ごとに並んでいることが多いかと。僕の愛用する全訳漢辞海は前の見開きに一覧があります。それも参考にします。
部首と画数については、以下のリンクの動画をご参照ください。わかりやすく説明されています。
「管子」を読み込む時に、ずいぶん漢和辞典を引いたので、それで使い慣れました。
正直、漢和辞典を使うのには「慣れ」が必要になりますね。
実際にいくつも漢字を調べて、慣れるしかない気がします。
漢和辞典の二つの入り口
読み方がわかる場合とわからない場合
漢和辞典を使い慣れている方には当然のことを書いてしまいました。
慣れていない方、ポイントは「索引」になります。
ぜひ多くの方が古典に親しまれるようになることを願います。
またお立ち寄りください。
どうぞご贔屓に。
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