こんにちは、暖淡堂です。
今回読んだ本は、まだ消化不足です。断片的にしか紹介できません。ご了承ください。
まず、臨死体験、幽体離脱、狐憑きなどの憑依現象などは、どれも脳の働きで説明ができるようになって来たということ。本書で書かれていることは、それが主軸になっています。
もう一つの主軸は、現代医療における死の問題。どこで生と死を分けるのか、といったことも語られます。
これらと並行するように、語り続けられるのが、詩作や演技などと解離症的、離人症的な症状との関係。降りてきた言葉を書き記すという詩作や迫真の演技などは、これらの症状を起こしがちな人によって実現されているのではないか、ということが紹介されています。
この部分、僕はなんだかとてもよく理解できます。
帯の文字(使われているフォントや雰囲気)に騙されないでください。
この本は「オカルト」では一切ありません。
「生と死」、「現代医療」に立脚して書かれた「現代芸術論」です。
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「死の医学」 駒ヶ嶺朋子 創作と生と死と
不思議な読後感の残った読書になりました。
自分自身の創作を見直すきっかけにもなるかもしれません。
またお立ち寄りください。
どうぞご贔屓に。
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