安心感の研究 by 暖淡堂

穏やかに日々を送るための試みの記録

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どうせ眠れないのであれば、考えてみよう 猫は一度目の一度切りを生きている(2) 

猫のように生きてみる

うたた寝



こんにちは、暖淡堂です。

 

眠れない夜には、無理に眠ろうとせずに、いっそ起きてしまうのがいいと書かれていた本を読んだことがあります。

 

翌日が休日だったり、あまり忙しくなくて仮眠がとれそうであれば、起きてしまうのもいいかもしれませんね。

 

次の日に仕事や用事などがあると、そういう思い切りも難しいのですが。

 

まあ、そんな感じで、考えてみたことの記録になります。

 

夢って、あまりいつまでも覚えていないですよね。

 

楽しい夢や悲しい夢を見たなあっていう、印象のようなものは覚えていても、詳しい部分はすぐに忘れてしまう。

 

一方、起きている時に経験したことは覚えていますね。

 

それも、面倒臭い目にあった記憶は、なんども繰り返し思い出したりして。

 

現実の経験でも、同じことは繰り返さないのに。

 

その意味では、夢と変わらないのに。

 

猫は一度目の一度切りを生きている(2)

 

どうせ眠れないのであれば、考えてみよう。

布団の中にいることは心地よい。それを楽しんでいよう。

 

朝、目覚める直前まで夢を見ていることがある。

目覚めたときには、どのような夢を見ていたのかをはっきりと覚えていることが、たまにある。

楽しい夢を見ていたのであれば、それを何度も繰り返し思いだしてみたりする。

しばらく経つと、細かなところがだんだんと思いだせなくなる。

さらに時間が過ぎると、いくつかの印象を残した部分以外は、すっかり忘れてしまう。

 

そして、ほとんどの夢は、目覚めたときに忘れてしまっている。

楽しかったか、悲しかったか、そんな感じは残っていても、それがよく知っている場所にいたのか、訪れたことのないところにいたのか、思いだせなくなっている。

ただ、気分だけが残っている。そんなことの方が多い。

 

同じような夢をみることは、たまにある。

もちろん、同じではない。

前にみた夢の続きのような感じがする。

夢の中で考えている。ああ、前にもこんな夢をみていたな。

 

何かに、激怒するような夢も見ることがある。

しかし、目覚めた後は、むしろ気分がよくなっていたりする。

 

それは、どうしてだろう。

 

夜、布団の中で目覚めているときに、僕を不安にさせるもの。不機嫌にさせるもの。

それは、過ぎてしまった、過去に起こったことだけではない。

 

「あの人は、またこんな態度をとるのではないか」

「こんなことを頼んだら、あいつはまた、僕を見下したようなことをいうのではないか」

「あの場所に行ったら、また酷い目にあうのではないか」

 

僕を不愉快にさせる嫌なことが、また起こるのではないか。

そう考えて、不機嫌な気分を募らせるのだ。

 

夢では、そうはならない。夢は、繰り返さない。

同じ印象のものに再び出会っても、それはその夢の中のことだけだ。

夢は、突然始まり、途中で終わり、そして一度切りなのだ。

 

どうして、日常の生活の中では、同じようなことが繰り返し起こると考えて、不機嫌になったり、不安になったりするのだろう。

 

夢の中のように、嫌なことがあっても、同じことはもう繰り返さないとわかっていれば、どんなによいか。

 

「猫は一度目の一度切りを生きている」暖淡堂より

 

猫は一度目の一度切りを生きている(2)

どうせ眠れないのであれば、考えてみよう

 

前回の続きです。

繰り返し起こると思い込んでいるものはなにか、考えてみました。

「猫は一度目の一度きりを生きている」

暖淡堂書房/Kindleで販売中です。

どうぞご贔屓に。

 

 

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