こんにちは、暖淡堂です。
Takachiko!Takachiko!暖淡堂の方で、現代詩やエッセイを続けて公開しています。
砂糖や塩を水に溶かす時に、砂糖や塩の量を次第に増やしていくと、やがてどこかの時点でもうそれ以上は溶けなくなります。それが飽和状態。この飽和状態になったものを温めると、もう少し溶けるようになります。溶解度が温度上昇につれて高くなるからですね。それで、飽和状態になったものでも、もう少し余分に溶けるようになります。
このように、温めて余分に溶かしたものは、温度を下げると析出してきます。が、ここで面白い現象が起きることがあります。それは過飽和状態と言われていて、本来の温度では溶けない量の砂糖や塩が、不安定ながらも溶けた状態になっている、つまり飽和状態で溶けているはずの量よりも多く溶けているという状態になります。
この過飽和状態は不安定なので、刺激を与えると本来の溶解度以上に溶けていたものが一気に析出してきます。ドバっという感じで。これって、見ていて面白いものではあります。普通に暮らしていては、あまり目にすることはありませんね。理系の暮らしをしていると、面白いことがたまにあります。
この過飽和、人の行動にもあるのではないかと考えることがあります。本来その状況になれる人数は決まっているのに、なんらかの操作で過剰に増えている。その操作が加えられなくなると、過剰な分がドッと吐き出される。企業のリストラだったり、国会議員の政党の比率だったり、その他、似た挙動を示すものがありそうです。
同じ空間に過剰に存在するとどうなるのか
過飽和ということ
本来あるべき数や量よりも過剰に存在するものってありそうな気がします。
それって、過剰なので、やがてそれを減らすような動きが起こりそうで。
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