こんにちは、暖淡堂です。
今年も台風や大雨などが多いですね。
おまけに数十年に一度の規模の大型の台風などが何度も来たりします。
危険を少しでも感じたら避難しましょう。
命を守るための行動をとりましょう。
用心深いのは恥ずかしいことではありません。
危険な状況を平気な顔で乗り切るのは格好良く感じるのかもしれません。
しかし、そんな格好良さは成熟した大人には無用なもの。
むしろ安全な行動を無理なく取れるのが成熟した、経験豊かな大人だけができること。
用心深いのはむしろ大人の証明でもあります。
では、どうして危険な状態でも逃げ遅れたりすることがあるのでしょうか。
台風のように、大体いつ頃から危険な状態になるのかが予想できる場合は、それよりも前に避難していてもよさそうなもの。
それでも、逃げ遅れてしまう人たちがいます。
その人たちが心理的に影響を受けているのが「正常化バイアス」。
これは、多少の普段とは異なった事態になっても、それを正常の範囲内のことであるととらえ、心の平静を保とうとする心理的な働きのこと。
ちょっとした何かが起こった時に、激しく動揺していては心が疲れてしまいます。
心理的な平静状態を保つためには有効なもの。
しかし、本当に避難が必要な時に、この「正常化バイアス」が働いてしまうと、逃げ遅れてしまいます。
激しい雨が降り始めた、近所の木が大きく揺れ始めた、近くを流れる川が増水している、などの状況になっても、まだ大丈夫と判断してしまいかねません。
そのため、被害が拡大することもありますね。
命にはかかわらなかったのですが、台風が近づいているのにいつまでも職場にいて、普段通りの時間に退社したことで、駅の大混雑に巻き込まれたことがあります。
退社した時間の数10分前に、風で電車が止まっていました。それで、帰宅時間は、いつもよりも数時間遅くなってしまいました。
もうちょっとだけ用心して、早めに退社していたら、トラブルに巻き込まれることなく帰宅できたと思います。
まだ大丈夫だろう、この程度で慌てたら、何となく他の人たちの手前、恥ずかしい。
そんなふうに考えていたことを思い出します。
これも「正常化バイアス」の一種かもしれません。
危険が迫っているのが感じられたら、ためらわず命を守る行動をとりましょう。
用心深いのは恥ずかしいことではない
正常性バイアスの危険
用心深くいきましょう。
細かなところでのリスクをとるのも、もう考えものです。
またお立ち寄りください。
どうぞご贔屓に。
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