安心感の研究 by 暖淡堂

穏やかに日々を送るための試みの記録

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DX関連技術ありき、から始めたプロジェクトは、きっとうまくいかない

こんばんは、暖淡堂です。

 

今日は午前中出社して紙対応。

出社しているのにWeb会議一件参加。

その後帰宅してWeb会議。

会議が終わってからは連絡対応などをしていました。

 

1日の仕事場所を会社と自宅で組み合わせてもOKなのは嬉しいです。

去年からそうなったので、結構自由度があって楽ですね。

 

で、本日の打ち合わせをしながら感じたことを書いてみます。

多くの会社が取り組まれているDXについてです。

 

 

 

DXプロジェクトというもの

 

IT技術やAIなどの進歩はすごいですよね。

そのすごさは、なにがどのくらいすごいのかがわからないくらい。

 

メタバースなんてものが出てくると、もうギブアップ状態。

 

世の中では、これらの技術を企業活動に取り入れて、業務効率化、スピードアップから、新規商品開発まで行ってしまおうというDX、デジタルトランスフォーメーションというのが進められているとか。

 

かくいう、僕が所属している会社でも、昨年度から力を入れていて。

 

で、本日、そのプロジェクトメンバーからの中間報告を聞いて、色々と考えたという次第。

 

DX技術ありきで進められるプロジェクトであればうまくいかない

 

メンバーは社内の情報インフラを管理している部門を中心に、各職場から若手が選ばれているようで。

 

まあ、DX技術に親和性がありそうな人たちですね。

で、色々と議論されているようです。

 

そのDXプロジェクトでは、業務をITツールを用いたものに置き換えていく、というのではなく、これまでの業務を活性化し、より効率化していこうという、ぼんやりとした目標があるようで。

 

それで、できそうなことを、これから考えていくとのことでした。

つまりは、なにをやるか、から考えないといけないプロジェクトということ。

 

すでにそこから不安を感じます。

 

また、話を聞いていてすぐに感じたのが、DXプロジェクトグループの孤立感。

 

例えば、このプロジェクトの結果を社内の業務に適用していく際に、業務自体のフローの見直しが発生すると思われます。

 

その業務フローは、自部署だけが関係するのではなく、経営層も含まれるかもしれませんし、納入業者を含めたサプライチェーンの他社なども対象にしたものになる可能性もあります。

 

そもそも、今の形の社内組織では効率化は十分ではないとなることもあるかもしれませんね。

 

で、そうなったときの調整などはどのように進めるのかが、まったく想定されていませんでした。

 

つまり、DXプロジェクトの成果を実際の業務に落とし込む段階のイメージが不明確。

 

DXで利用できる技術を勉強するというのが先で、何をどうやるのか、どう業務に適用していくのかが後になっています。

 

そもそも情報インフラを管理する部門が中心では、社内を動かす力はあまりないのではないかな、と、むしろ心配してしまったり。

 

なので、このままでプロジェクトを進めていっても、あまりうまくいかないのではないかな、と思うのです。

 

「これ」を実現するために、の「これ」が明確ならばうまくいく

 

実際に担当しているのが、若手の人が中心なので、なんとかうまくいってほしいのです。

 

それでも、今のまま継続することができたとしても、あまりうまくいかないのではなかなと心配するわけで。

 

このDXプロジェクトにかぎりませんが、うまくいくプロジェクトは、具体的な「これ」を実現する、となっているものです。

 

その「これ」を実現することの意義に納得感があると、参加メンバーもやる気が出て。

 

また、その「これ」を実現するためには、経営層も積極的に社内改革をするぞ、という「姿勢」が見えていると、なおよいですね。

 

できるだけ早い時期に「これ」が明確になって、経営層の「姿勢」も感じられるようになることを祈ります。

 

若手のメンバーのために。

 

通じなかった言葉

 

DX関連技術ありき、から始めたプロジェクトは、

きっとうまくいかない

 

若手には苦労をしてもらいたいな、という思いと、また同じようなことをやっているのか、という思いとの葛藤ですね

またお立ち寄りください。

どうぞご贔屓に。

 

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dantandho

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