昭和40年代、50年代の砂川には映画館が数軒あった。
砂川とは北海道砂川市のことである。
映画館は、いずれも現在は無くなっている。
映画を観に行く人が少なくなったのが理由だが、一箇所、ちょっと不幸な経緯で無くなったところもある。
三井東圧化学(当時)の工場の社宅に一番近いところにあった映画館のことである。
その映画館に隣接して、メガネ、時計、雑貨を売る店があった。
この店に、なぜかボヤが多い。
あるときのボヤが大きくなってしまい、隣の映画館に延焼してしまった。
その映画館はそれが理由で、営業ができなくなった。
父親に初めて連れて行ってもらった映画館である。
で、東宝チャンピオンまつりの思い出について。
砂川には柳通(やなぎどおり)という、飲食店が建ち並ぶところがある。
そこに数軒映画館があった。
高校生の頃にもあったので、昭和60年くらいまでは残っていたのではないか。
少なくとも、昭和50年代の後半にはあった。
この映画館に、夏と冬、決まって映画を観に行った。
ゴジラ映画の新作を観るためである。
当時、ゴジラ映画は東宝チャンピオンまつりのラインアップに含まれていた。
ゴジラと戦うメカゴジラ、キングギドラなどの姿を大画面で観て、興奮した記憶がある。
東宝チャンピオンまつりでは、ゴジラ以外で記憶に残っているのがパンダコパンダである。
一連の宮崎駿作品に含まれるかもしれない。
のちのトトロに通じるものがある。
この映画は楽しかった。
映画館を出てから家に着くまでずっと、妹と二人で「パンダ、コパンダ、コパンダ…」と歌い続けていたことを覚えている。
映画館に隣接して、焼きそば屋さんがあった。
そこで焼きそばを食べたことがあった。
ごく普通の、安いソース焼きそばである。
それが、なぜかとても美味しかった。
昭和の味である。
思い出の整理 東宝チャンピオンまつり
砂川の映画館のこと
チャンピオンまつりで観たゴジラは、画面が明るかったように記憶しています。
面白かったな。
またお立ち寄りください。
引き続きどうぞご贔屓に。
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