ダンジョンとはなにか。
RPGがお好きな方はご存知かもしれません。
ざっくりというと「地下の迷宮」。
新宿駅の地下がダンジョンであると見抜き、「新宿ダンジョン」というゲームを作った上原大介さんと、建築士であり建築の研究者である田村圭介さんが、共著という形で読み解いたのがこの本です。
普段新宿駅を利用していていますが、その全体像など怖くて知ろうとはしていなかったのですが、この本を手にして、ついに禁断の扉が開かれた感じです。
この本で改めて知ったことは以下になります。
小田急、京王からJRへの地下乗り換え口周辺は「魔の8叉路」と呼ばれる
普段通勤するときに、小田急や京王からJR線への乗り換え改札口を使います。JR中央西口改札付近です。この辺りに小田急や京王からの乗り換え口、JRの改札口が並び、さらに連絡通路には山手線、中央線から始まって多くの階段があります。
この乗り換え口の前が「魔の8叉路」。
東京で通勤を始めた頃、この場所をいかにして自分の行きたいホームに辿り着くか。
それが悩みの種でした。
会社の経理書類提出よりも、一段上のコンピテンシーが求められているのではないかと思ったほどです。
今では慣れましたが、もしかしたら、この「魔の8叉路」で敗れ去って、新宿駅での乗り換えをあきらめた人がいるのではないかと想像したりします。
なお、この場所についてはBloggerの記事にしています。
新宿駅を東西に連絡する通路、角筈ガード
新宿駅の北側に、人だけが通れる地下道があります。
その西側の出入り口までは、ちょっと懐かしい感じのお店が並んでいて、その奥にはいい感じの飲み屋さんが見えたりします。
新宿駅を使うようになって、このガードの存在を知ったときに、「東京」を感じたことを覚えています。
新宿駅は小高い尾根にある
皇居のお濠辺りから甲州街道沿いに新宿に向かって車で走っていると、なだらかな上りになっているのがわかります。
トンネルを抜けて、新宿駅前を通過する付近が一番高くなっていて。
新宿駅が、山手線内では一番標高の高いところにあるそうです。
江戸時代に開かれた甲州街道が、尾根道を使っていたそうで、新宿駅もその周辺に作られたために尾根の上にあるそうです。
新宿駅西側の高層ビル群ができる前は、駅を出ると遠くまで見渡せたそうです。
なんだか新宿駅のことを書いていると長くなりがちなことに気づきました。
改めて記事にするかもしれません。
またお立ち寄りください。
どうぞご贔屓に。