理系の、それも実験化学者であれば、定年後は台所に立ちましょう。
すでに趣味として料理をしている人も多いかもしれませんが、まだであれば、絶対にお薦めです。
定年後の生活が楽しくなること間違いなし。
その理由を以下に説明したいと思います。
計量に慣れている
料理のツボは計量。大さじ小さじ、カップ、スケール(計量秤)などが並ぶと、なかには目の色が変わる人もいるかもしれません。
調味料の配合は、結局は塩梅なのかもしれませんが、基本は正確な計量。
醤油、酒、みりんを2:1:1とするのも、カップを使うと味が安定します。
この計量は、化学者であれば得意中の得意。
計量の道具を手早く使って、手早く、正確な比率で調合できます。
トライアル&エラー(実験)に慣れている
そうではあっても、初めから満足できる味が得られるとは限りません。
何度かトライして、思う通りの味が実現できるまで試さなければなりません。
これは、実験そのもの。
化学者であれば、調理の手順や調味料などの分量を記録(記憶)し、次に生かすことができます。それも自然に。
記録したノートは、やがてオリジナリティーに溢れるレシピ集になります。
洗い物が得意である
世の奥様たちは、ご主人がたま~に台所に立つと、後片付けが大変。
道具が散らかしっぱなし。
食後のことを思うと気が重くなることも多いかと。
しかし、ご主人が化学者であれば、その心配は少ないかと思います。
なぜなら、食器洗いは実験をした後の片づけと同じ。
実験の後は、器具を洗剤と水で都度よく洗っています。
それも、徹底的に綺麗にします。
もしかしたら、ご家庭の食器洗いで求められるレベルよりもはるかに綺麗に洗ってしまうかもしれません。
(もし、食器洗いが雑な化学者がいれば、その人はモグリか、はじめから殿様みたいな態度で化学の世界に入ってきた人でしょう。大成していません。残念ながら…)
シニア化学者が台所に立つべき理由3つ
定年後から老後にかけて、色々な理由で自分の食事は自分で用意しないといけなくなるかと思います。
そんなとき、化学者(生物学者とか、その他実験をする科学者はすべてアリですが)は率先して自ら台所に立つべきです。
かくいう暖淡堂自身がその一人。
ビールをちびちびと飲みながらスパゲティーを作ったりしています。
また、休日は食器洗いを率先して行っています。
結構好きかもしれません。
またお立ち寄りください。
どうぞご贔屓に。
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