(Bloggerの記事を修正して引っ越しました)
中学生になると、猛烈にギターが弾きたくなった。
両親に相談すると、父が知り合いからギターを貰ってきてくれた。
それがクラシックギターだったので、悲しくなった。
エレキギターか、それでなければせめてフォークギターにして欲しかった。
そのギターの絃が、すぐに切れてしまった。
素直にナイロンの絃を張ればよかったのだが、無性にスチールの絃を張りたくなってしまった。
それで、普通のライトゲージのセットを買ってきてもらい、それを張った。
結果は数日で出た。
ネックが反ってしまったのだ。
絃とフレットの間に指数本分の隙間が出来てしまい、どのように押さえてもきちんと音が出ない。
そもそも弾き始めなので、コードなどは押さえられない。
どれか一本の絃を一か所押さえるのが出来ないほど、絃が浮いてしまったのだ。
そのギターは放置された。
僕は心の中で泣いていた。
ギターを貰ってきてくれた父は、もっと悲しかっただろう。
その後、父と母はクリスマスにギターを買ってくれた。
フォークギターの2万円くらいのクラスのものだ。
ブランドは「モーリス」。
当時、ラジオで「天才、秀才、バカ」を聞いていた僕としては、どうしてもゆずれないところだった。
それから僕は、スーパースターになることを夢見て、毎日ギターを弾き続けた。
ギターを弾き始めた頃
モーリス持ってスーパースターに憧れてた
最初に手にしたギターは、その後鮮やかに粉砕されました。
父には悪いことをしたと反省しています。
父には、悪いことばかりしてきたような気がします。
またお立ち寄りください。
どうぞご贔屓に。
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