家庭と言えば夫婦とその子供から構成されている。いわば核家族と呼ばれているものがその中心である。少し前まではそんなイメージでした。
現在はそれが変わってしまっているようです。統計調査の結果では、すでに一人暮らし「おひとりさま」の世帯がはるかに多いようです。それが2035年では、夫婦と子供の世帯数が1153万世帯、一人暮らしの世帯数は1846万世帯になると予想されています。
「おひとりさま」は特別な状況ではなく、むしろ「おひとりさま」は主流の生き方のようですね。
一人暮らしとなる理由は未婚、死別、離別など様々ですが、今後、一人暮しをする人たちの数は比率的に増え続けるとのこと。
この本を読んで勉強になったのは以下の2点です。
・シニア男性の食事は外食とコンビニ依存
・制約社員と非制約社員
・シニア男性の食事は外食とコンビニ依存
この本が出版されたのが2012年で、大体10年前。なので、状況は少し変わっているかもしれませんが、その時点でコンビニを週に最低でも1~2回は利用する(週に1~2回以上を含む)という人が大体50%。同じ時点で、同様にコンビニを最低でも1~2回以上利用する40歳代から50歳代の人は80%程。この人たちの半数が60歳代になってる現在も、この行動は大きく変わらないと考えられるので、シニアの生活はコンビニに大きく依存していることが想像できます。そこで、これからのシニアの、特に男性の生活を豊かにするのに、コンビニの果たすべき役割はとても大きなものといえます。
自分は、よっぽど用事がない限りはコンビニに行かないのですが、そろそろコンビニで何ができるのかよく理解しておいた方がよさそうです。
・制約社員と非制約社員
制約社員、非制約社員という呼び方を今回初めて知りました。制約社員とは、家庭の事情、健康上、その他の理由があって、勤務地や時間帯などの勤務条件を選択する際に制約がある社員。非制約社員というのは、そのような制約がないか、あまり強い制約ではない社員。ただ、社員自身には制約がないような動き方が可能であっても、その状況は多くの場合家族(多くの場合、妻)が負担しているもののようです。この非制約社員としての働き方は、少し前までは主流だったのですが、近年は制約社員の割合が増えてきています。地元を離れられない、働ける時間帯、長さに制約があるという人が多くなってきている。社会で求められている労働としての貢献は、非制約社員だけではカバーできないため、制約社員としての働き方を取り込んで事業を行う必要が生じています。
であれば、この制約社員として働く人たちを、地元のコミュニティーで活躍してもらう形を作ってはどうか、という主張が、この本ではされています。
自分が先になるか、嫁さんが先か。
時々二人で話をしていると、この話題になるときがあります。
僕はいつも、妻が先に死んだらすぐに自分も死ぬといって笑っているのですが。
どんなコミュニティーで生きて、どんな状況で死ぬのか。
考え続けるのでしょうね。
引き続きどうぞご贔屓に。
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