年末年始はまとまった休みが取りやすいですね。
普段時間がなくてあまり本を手にすることができない人でも、落ち着いて物語の世界を楽しめます。
せっかくなので、人生観を変えてしまうような時を過ごしませんか。
お薦めは「三国志」。
たくさんの作家の方が独自のストーリーを展開していますが、群を抜いて面白いのが北方謙三さんのもの。
劉備、関羽、張飛、孔明ら中心となるキャラクター以外にも、曹操、孫策、呂布らがそれぞれに覇権を争う、その姿に胸踊ります。
彼らの生き様に思わず涙が出てしまうことも。
最初の圧巻は呂布の最後を描いた第3巻。
他の作家の「三国志」では、裏切り者として描かれることもある呂布が、北方三国志では、最後まで自分の信念をつらぬく姿を見せます。
その呂布の生き方に、敵対した曹操、劉備は死を激しく惜しみ、関羽、張飛ら豪傑は号泣します。
それ以後の巻で、関羽(第9巻)、張飛(第10巻)、劉備(第11巻)らは皆、夢半ばにして倒れます。
最後まで生き残った孔明の目に映った光景は、どのようなものだったのでしょうか。
全13巻。一気読みにチャレンジされてはいかがでしょうか。
読後、必ず人生観が変わります。
数日まとまった休日が取れるお正月に、ぜひお読みください。
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