自宅にある椎名誠さんの本の中では一番好きな本である。
写真と文章(エッセイ、短編小説)で構成されている。
写真を見ながら、それを撮影した時のこと、思い出すことなどを文章にして、それぞれに添えている。
どの文章も、自分の経験を懐かしむような、記憶を大切にしているような、とても優しい言葉で語られている。
一枚の写真から紡ぎ出された掌編小説のようだ。
その文章を読むと、自分もいつの間にか過去の時間を振り返り、懐かしく、時に切なく、これまでに経験してきたことを思い出していたりする。
そして、家族や仲間と、もっと優しい時間を持つべきだと思っている。
この本を手にするのは、そんな風に過ごしたくなった時だ。
休日の、静かな午後に似合う本だ。
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椎名誠 「海を見にいく」
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