タイに住んでいた頃、日本に一時帰国して本屋さんに行くのがとても楽しみだった。
タイでも日本の本は買えたが、値段が２～３倍した。
なので、日本に帰ると、本が安く感じた。ついつい買い過ぎてしまうこともあった。
娘からのリクエストの本を探して、普段あまり行かないコーナーで背表紙を眺めていた。
その時に、たまたま見つけたのがこの本であった。
コミックのコーナーはどれもビニールの袋に入っていたが、この文庫本サイズのものはどれも袋には入っていない状態で置いてあった。
手に取って目を通してみて、書棚に戻せなくなった。
なぜ7巻だけを購入したのか、もうその理由は思いだせない。
今、これを書きながら適当なページを読み直したが、つい読み込んでしまった。
手にしたら離せなくなる何かが、本のどこかについているのかもしれない。
バイトくん⑦ バイトくん純情す いしいひさいち
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