安心感の研究 by 暖淡堂

穏やかに日々を送るための試みの記録

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ハマボウフウの花や風 椎名誠 30年物

就職した頃、他にすることもなく、打ち込むべき仕事もなかったので、本を読んでばかりいた。入社したての会社には、友だちもあまりいなかった。

 

最初の勤務地は千葉県内の内房にある街だった。

そこでは、椎名さんの小説に出てくる風景の断片を、そのまま見ることができた。

その風景の中を、小説に書かれたことをなぞるように生きているつもりになれた。

 

椎名さんの作品には、20代くらいの青年が、小さな会社で働く内容のものが多い。

映画化されたものもある。

椎名さん自身の経験が反映されているのだろう。

自分もちょうど就職したてで、色々と共感することがあった。

 

この本には、実らない恋愛のストーリーがいくつかある。

ちょっとした言葉の行き違い、タイミングのずれで、二人は離れていってしまう。

その、不器用さが、切ない。

 

自分は、この先どのような人と出会い、どのように暮らしていくのだろうか。

そんなことを考えることが多かった時期のことだ。

 

 

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ハマボウフウの花や風 椎名誠

 

ハマボウフウの花や風

 

椎名誠 旅する文学館」を紹介させていただきます。

以下のサイトです。

 

www.shiina-tabi-bungakukan.com

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dantandho
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