還暦記:暖淡堂

還暦前後の日々の記録

すぐそこの遠い場所 クラフト・エヴィング商會 14年物

 

これも、ある意味SF(Speculative Fiction)である。

アゾットという国の諸々の事物を記載した事典である。

 

時々、我々の知る国の出来事も比較対象として現れる。

ほとんどそれは揶揄されるためでもあるが。

 

「過客」と「検問官」、それと「詩人」。

雲母の薄片や紙石鹸で作られた詩集。

 

忘れっぽい人々が暮らす国で、ひときわ儚いものたちが輝いている。

 

この本も、なんだろうなんだろうと思いながら、最後まで読み切ってしまう。

 

読み終えた後、きっと自分でもページを付け足したくなる。

 

そんな本である。

 

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すぐそこの遠い場所 クラフト・エヴィング商會

 

 

すぐそこの遠い場所 クラフト・エヴィング商會

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dantandho
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