安心感の研究 by 暖淡堂

穏やかに日々を送るための試みの記録

*本ブログにはスポンサーによる広告が表示されています

「すぐそこの遠い場所」 クラフト・エヴィング商會 旅をするための書物として

これは、ある意味SF(Speculative Fiction)である。

また別の意味でもSF(Science Fiction)でもある。

 

アゾットという国の諸々の事物を記載した事典である。

時々、我々の知る国の出来事も比較対象として現れる。

ほとんどそれは揶揄されるためでもあるが。

 

「過客」と「検問官」、それと「詩人」。

雲母の薄片や紙石鹸で作られた詩集。

忘れっぽい人々が暮らす国で、ひときわ儚いものたちが輝いている。

 

この本も、なんだろうなんだろうと思いながら、最後まで読み切ってしまう。

読み終えた後、きっと自分でもページを付け足したくなる。

そんな本である。

 

読み終えて、しばらくするとまた、読み直してみたくなる。

 

f:id:dantandho:20211026102814j:plain

すぐそこの遠い場所 クラフト・エヴィング商會

 

 

「すぐそこの遠い場所」 クラフト・エヴィング商

會旅をするための書物として

f:id:dantandho:20210924172547j:plain

dantandho

 

にほんブログ村 本ブログへ


PVアクセスランキング にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村