著作権
ブログやその他のSNSで情報発信する際に気をつけないといけない著作権法。 何だか面倒臭いルールのようにも感じられます。 しかし、著作権者の権利は国の法律で守られています。 国際的にも条約で取り決めがあるくらいにとても大切なものです。 その著作権法…
古典作品の著作権保護期間のおさらいです。 タイトルにある二作品の保護期間はそれぞれいつまででしょうか。 小説作品の著作権の発生は作品が創作された時点ですが、保護期間が終了する時点を決めるのは作者(著作権者)が亡くなった翌年の1月1日からの年数…
ブログ記事を作成する際にお世話になるのが「フリー素材」。 文章ばかりではなく画像を入れると読みやすくなります。 でも、いつも自作の画像が用意できるとは限りません。 そこでお世話になるのか「フリー素材」を提供してくれるサイト。 暖淡堂のブログで…
平家物語 平家物語は読み物であると同時に、琵琶法師の語るものでもあります。 読み物の平家物語は、作者(諸説あります)は亡くなって数百年経っています。 なので、平家物語自体に対する著作権者はいません。 一方で、現在でも琵琶法師として活躍されてい…
奈良の大仏 フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com) 古典作品の著作権者はずっと昔に亡くなっています。 そもそも現行の著作権法が施行される前ですので、その意味でも著作権法での保護対象外です。 では、その古典作品を撮影した写真はどうでしょう。 撮影…
古典作品の漢文の原文は、原著作者が亡くなっているので漢文原文の著作権者はいません。 一方で、漢文を現代訳したものは、その訳文に創作性が認められる場合、著作権保護の対象になります。 では、その中間あたりにある、漢文の書き下し文は著作権保護の対…
顔真卿展 国立博物館や美術館などで開催される展示会で、写真撮影OKという表示を見ることが増えている気がしませんか? これは著作権保護の考え方がユルくなったせいでしょうか? 著作権保護期間のおさらい 著作権法で保護される著作権の期間は、現行法では7…
前回の記事で、書の著作物性についての裁判所の判断を紹介しました。 その裁判で争われたのは、実は書の著作物性についてではなく、書画の写真への写り込みが著作権侵害になるかどうか、でした。 ブログやその他SNSで投稿しているみなさんは、気になる問題で…
書道家の方が書いた文字は素晴らしいものです。 漢詩や経文が題材になっていますが、その言葉の意味を超えた芸術的価値があります。 ですが、書かれているのは文字。 それも過去の誰かが考えた文章を書いているだけとも言えます。 そのような書の作品は、著…
ブログなどSNSの投稿は匿名(ハンドルネームなどを利用)でされることが多いですよね。 匿名だと、記事を誰が書いたのか、すぐにはわかりません。 このような記事に著作物性はあるのでしょうか。 匿名の投稿の著作物性が問われた事例 裁判所の判断 権利侵害…
紫式部の源氏物語 「源氏物語」の作者は紫式部ですね。 なので、「源氏物語」の作者名として自分の名前を表示して出版するとどうなるか。 これは著作権のうちの著作者人格権「氏名表示権」とされている、著作者にのみ許されている権利に関係する問題です。 …
古典作品の創作者が亡くなって70年経過していたら、作品そのものに対する著作権を主張できる人はいなくなります。 その時点で作品は公有(パブリックドメイン)となっています。 平安時代とか、室町時代とか、その頃に創作されたものについては、著作権者は…
仏像を彫る 古典作品の写真ってよく目にしますよね。 あれって、著作権関連で、なにか気をつけなければいけないことってあるのでしょうか。 現物を忠実に再現した写真の著作権 改めて、古典作品の著作権について 創意工夫された写真の著作権 現物を忠実に再…
違法コピー 著作権は英語でCopyrightといいます。 つまりは複製(コピー)する権利です。 なので、他人が無断でコピーするのがいけないのですね。 複製とは印刷、写真、複写、録音、録画その他の方法により有形的に再製すること、脚本などの演劇用著作物は上…
著作物 著作物とは 「思想または感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術または音楽の範囲に属するもの」 です。 それって、例えばどのようなものでしょう。 そもそも著作物ってどんなもの 例えば? 言語の著作物 小説や詩、台本、ノンフィク…
芥川龍之介 古い作品の著作権について、それが保護される期間がいつまでなのか、気になりますよね。 今回は著作権が保護される期間についてのルールと、いくつかの例を紹介したいと思います。 著作権保護期間の考え方のルール ・著作権の保護期間は公表から7…
気象予報士などが自身の経験や知識などから導き出された予測は、それが文章や講演(口頭での発表)などで個性的に表現されたものは著作物となります。 誰が書いても同じ文章になるようなもの(「明日は朝から晴れます」みたいな文章)は著作物とは判断されな…