安心感の研究 by 暖淡堂

穏やかに日々を送るための試みの記録

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2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「案山子」 さだまさし 「都会の雪景色」で想うこと

こんにちは、暖淡堂です。 故郷の北海道は、今頃雪の中でしょうね。 30年くらい前、長かった大学生活を終えて、本州の企業に就職しました。 それ以来ずっと本州(西日本、東日本、一時タイにも)で暮らしています。 こちらに来て、北海道とは冬が一番違って…

【臨済録を読む】上堂(7)「不作維摩詰、不作傅大士」(維摩詰だ、傅大士だ、などとは言うなよ) 修行には先も後もない 原文と現代語訳

維摩詰も傅大士も、それぞれ修行の先に行き着いてしまった人たちのこと。 そんな人たちの、どちらがより優れているのか。 臨済は、そんなことはどうでもいいのだ、と言っています。 そもそも修行には先も後もないのです。 修行することが、そのまま悟りにな…

タイへの出張が増え始めた頃 娘の成長が実感された冬 2008年1月

2008年1月 この頃は山口県に住んでいた。 前年(2007年)は三度タイに出張している。 年末にも出張していて、12月29日に帰国。 その他の出張も多く、忙しい日々が続いていた。 お土産に買って来たものの中に、乾燥したセンレック(米粉の麺)があった。 タイ…

【臨済録を読む】上堂(6)「師云、禍事、禍事」(師は言った、危ない、危ない、と) わかった気になることの危うさ 原文と現代語訳

そもそも棒の一打に何らかの特別な意味があるわけではない。 そんなところに何かを探したりするな。 棒に打たれるなど、草むらを歩いていて、足に草の茎が当たるくらいのものだ。 そこを取り違えるな。 臨済はそう言っているようです。

セントーサ島で過ごした一日が終わって【微笑みの国の記憶:タイ駐在備忘録番外編】

夕暮れ時のセントーサ島遠望 セントーサ島のユニバーサルスタジオシンガポールで一日を過ごしました。 シンガポールなので暑かったのですが、当時はタイに住んでいたので慣れていました。 場内を歩き回って、展示されているものを見て楽しみました。 小規模…

【臨済録を読む】上堂(5)「如蒿枝拂著相似」(そんなものは蓬の枝で打たれたようなもの) 棒の一打 原文と現代語訳

そもそも棒の一打に何らかの特別な意味があるわけではない。 そんなところに何かを探したりするな。 棒に打たれるなど、草むらを歩いていて、足に草の茎が当たるくらいのものだ。 そこを取り違えるな。 臨済はそう言っているようです。

「ブログ進化論 なぜ人は日記を晒すのか」 岡部敬史 2006年と今とで、何か変わったのか

ブログの今昔 こんにちは、暖淡堂です。 思えばブログで自分のサイトを最初に立ち上げたのが2006年5月。 この本を読んだ訳ではないのですが、たまたま出版された直後に、自分もブログを始めていました。 当時の日記を読むと、YahooとGoogleのブログサービス…

【臨済録を読む】上堂(4)「師云、賓主歷然」(主人と賓客との差は歴然としているではないか、と師は答えた) 賓主とは 原文と現代語訳

こんにちは、暖淡堂です。 「臨済録」上堂から以下の一文を紹介します。 原文:師云、賓主歷然 現代語訳:主人と賓客との差は歴然としているではないか、と師は答えた 両堂(東堂と西堂)の首座(修行僧の最上位の者)が出会い頭に喝を交わします。 それにつ…

2023年 川崎市麻生区(黒川)の汁守神社どんど焼き日程など

こんにちは、暖淡堂です。 2023年の川崎市麻生区(黒川)の汁守神社のどんど焼きの日程のお知らせが、町内の掲示板にありました。 2023年1月9日(月)の午後5時点火予定です。 お正月の飾り物などは、点火前に持っていくのが良いかと思います。 以下の記事に…

「プロハンター」 草刈正雄さん(70歳)、藤竜也さん(81歳)の若い頃の魅力炸裂

こんにちは、暖淡堂です。 草刈正雄さん、もう70歳になられるようですね。 藤竜也さんは81歳。 若い頃の草刈正雄さんと藤竜也さん、カッコよかったです。 お二人の魅力が溢れるドラマ「プロハンター」、ご存知でしょうか。 1981年、火曜日の夜21時から放映さ…

【臨済録を読む】上堂(3)「赤肉團上有一無位真人」(この肉の塊である身体には無位の真人がいて) 原文と現代語訳

こんにちは、暖淡堂です。 「臨済録」上堂から。 原文:赤肉團上有一無位真人、常從汝等諸人面門出入 現代語訳:この肉の塊である身体には無位の真人がいて、常に諸君らの顔の穴から出たり入ったりしている 赤肉團とは、生きている肉体、あるいは動き続けて…

「忘らるる身をば思はず誓ひてし」 右近 恋多き女の言葉にこめられた毒

百人一首第38番目の歌の作者は右近。 今回は右近について紹介します。 右近とは 生没年不詳。平安時代中期の人です。 右近衛少将藤原季縄の娘と伝えられています。 醍醐天皇の中宮穏子に仕えていました。 恋多き女性だったようで、元良親王・藤原敦忠・藤原…

【臨済録を読む】上堂(2)「大悲千手眼、那箇是正眼」(大悲千手の観音菩薩の手のひらの眼は、いったいどれが真っ直ぐに向き合う眼なのか) 原文と現代語訳

こんにちは、暖淡堂です。 「臨済録」上堂から一文を紹介します。 原文:大悲千手眼、那箇是正眼 現代語訳:大悲千手の観音菩薩の手のひらの眼は、いったいどれが真っ直ぐに向き合う眼なのか 大悲千手をご覧になった方はいらっしゃるでしょうか。 千本(だい…

「喝!!」の声が戦乱と混沌の世に響いた 臨済の生きた時代

臨済の修行のスタイルは、よく「臨済の喝」と呼ばれます。師や弟子たちとのやり取りで、勘所にくると「喝」と叫び、悟りへの一歩を進めます。 師の黄檗は「黄檗の棒」とされているのと好対照ですね。黄檗は弟子を棒でピシャリと打ちました。 臨済もまた棒で…

山雷頤 六十四卦 易経の卦辞と新井白蛾「易学小筌」

この記事は暖淡堂の別のブログ「易の言葉で穏やかに暮らす」に移転しました。約2秒後に新記事へ移動します。移動しない場合はココをクリックしてください。 // 現在のurl var href = window.location.href; // 記事ページのurl正規表現 var re = new RegExp(…

【臨済録を読む】上堂(1)「府主王常侍、與諸官請師升座」(成徳府主の王常侍が諸官とともに師に説法を依頼した) 原文と現代語訳

こんにちは、暖淡堂です。 「臨済録」上堂から、最初の部分を紹介します。 原文:府主王常侍、與諸官請師升座 現代語訳:成徳府主の王常侍が諸官とともに師に説法を依頼した 府主は唐の時代の河北州にあった藩鎮成徳府の主人という意味ですね。 その王常侍が…

2023年 さらに一歩を進めたいが、足がもつれたらどうしようと心配するお年頃 謹賀新年

謹賀新年 あけましておめでとうございます。 暖淡堂です。 皆様、よいお年をお迎えでしょうか。 暖淡堂はいつもと変わらずに早起きをして、普段通りの作業を淡々と進めております。 大晦日には、ビール、日本酒、ハイボールの後に芋焼酎をロックで少し飲みま…

【臨済録】鎮州臨濟慧照禪師語錄序の原文と現代語訳

こんにちは、暖淡堂です。 「臨済録」の現代語訳記事を紹介します。 臨済録全体を読んで思ったのですが、臨済の言葉は、自分自身を取り戻せと言い続けているようです。 そのために、特別な、ことさらなことなど、わざわざする必要はない。 今、まさにそこに…

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