安心感の研究 by 暖淡堂

穏やかに日々を送るための試みの記録

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2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「時の過ぎゆくままに」 沢田研二 純粋な過去の彩りとして

こんにちは、暖淡堂です。 子供の頃、自分が大人になったら、どんな音楽を聴いているのだろうなって考えたりしていました。 小学生の時に、祖母に小型のトランジスタラジオを買ってもらいました。 Toshiba製のラジオで、当時の値段で6,000円くらいしました。…

終活って、いつ頃はじめるといいの? 還暦が近づいたり、定年後の暮らしが気になったときが始めどき

こんにちは、暖淡堂です。 自分の還暦や定年までの日数を、時々以下のサイトで計算しています。 Ke!san 生活や実務に役立つ計算サイトHP 残りの日数が多いと感じるか、もう残りわずかと思うか。 暖淡堂はとても短い期間だと考えます。 有効に使いたいですよ…

「本朝妖怪盛衰録 豆腐小僧 双六道中ふりだし」 京極夏彦 【暖淡堂の書棚】

こんにちは、暖淡堂です。 自宅の書棚の蔵書の埃落としと虫干しをかねて、時々手に取って開いています。 今日、書棚から引っ張り出したのが 「本朝妖怪盛衰録 豆腐小僧 双六道中ふりだし」 京極夏彦さんの作品です。 2003年11月30日に第一刷発行となっていま…

子供の頃、よく水に落ちたこと 【沙河9】

子供の頃は、よく水に落ちました。 いつも近くに誰かがいてくれて助かっています。 もし一人きりだったら、ダメだったかもしれないと思われることもあります。 水の中から明るい空を見上げていた記憶があります。 他の時の記憶と混じっているのかもしれませ…

タイトルを変更しました はてなブログに移動して2年をざっと振り返ると、さまざまな学びの期間でした

こんにちは、暖淡堂です。 2023年9月の中頃で、はてなブログで書き始めて2年が経ちました。 ブログをYahooブログで書き始めたのが2004年頃。 Yahooブログを細く長く書き続けていたのですが、ブログサービスが終了になったので、慌ててアメブロに移動。 大体…

【現代詩】「未明/境界」 繰り返し境界で座礁するものたちのイメージ 現代詩の試み

未明/境界 (…霧が、揺れ… 過飽和の空間から 凝り落ちるように 帆船が 帆の破れた 帆船が 何隻も 現れ (…風が、止み… 岩を舐めていた 薄い波が静かに逃げ 置き去りにされた 岩の上に 帆船が 座礁する 海岸を帆船が埋める 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖…

読む者もまた系内に捕らわれる 今の自分はすでにこの物語と無関係にはなり得ない 「絡新婦の理」 京極夏彦

こんにちは、暖淡堂です。 今年は極個人的な「京極祭」開催中です。 自宅の書棚にある京極夏彦さんの本を読み続けています。 で、今回読み終わったのが以下の本。 「絡新婦じょろうぐもの理」です。 この記事を書いていて、「じょろうぐものことわり」とキー…

【現代詩】「坑 道」 燃え上がるボタ山のイメージ 現代詩の試み

坑 道 餓えた男達は、黒く硬い層を噛み砕き、食らいながら掘り進む。 もう何年も眠らずに掘り続けたが、満たされることはなく、不意に襲いかかる「希薄さ」に、頼りなく窒息してしまう。 (…とろりとした脂に満ちた坑道と… (…巨大なボタ山をいくつも残し… …

「春の夜の 夢ばかりなる 手枕に」 周防内侍 ひとときの戯れを詠う

百人一首第67番目の歌の作者は周防内侍すおうのないしです。 女房三十六歌仙の一人です。 今回は周防内侍について紹介します。 周防内侍とは 生年1037年頃、没年1110年頃。 平安時代後期の人で、本名は平仲子たいらのちゅうし。 桓武平氏につらなる人でした…

「探偵物語04」 松田優作の歌声

こんにちは、暖淡堂です。 松田優作さんが主演のドラマ「探偵物語」の動画が配信されています。 で、今回はその第四話を紹介します。 これを特に紹介する理由は、冒頭で、松田優作さんがギターを弾きながら歌っているから。 とても懐かしいです。 そういえば…

小学生の頃に、すでに理系だった 豊沼-砂川(二十一)

小学校時代は得意だった科目は一つもない。国語や算数など、問われている内容がまったくわからなくて、先生に当てられても答えられないことが何度もあったように思う。言葉の意味がよくわからなかった気がする。それでも、好きだった科目はあった。理科と、…

【現代詩】「白 妙」 季節の変わり目の、高い空の襞のイメージ 現代詩の試み

白 妙 山頂で、粉雪が 風に、なびいている 真っ青な山に映え かつて舞い降りた 若い女が 帰っていくようだ 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 暖淡堂書房 Amazon 【現代詩】「白 妙」 季節の変わり目の、高い空…

「それぞれの秋」 アリス 涼しい風に季節の変わり目を感じながら

こんにちは、暖淡堂です。 朝晩は涼しくなりました。 日中は晴れるとまだ30℃くらいまで上がるようですが。 日が沈むのが、これからだんだん早くなっていきますね。 紅葉も始まると思います。 秋は確かにやってきています。 で、秋に聴きたくなる曲。 アリス…

そのリスキル、無駄です 定年後を見据えて意識的に始めるべきこと

こんにちは、暖淡堂です。 定年近くの人に、リスキリングが勧められています。 定年を期に、新しいスキルで仕切り直ししましょう、ということかなと理解しています。 ***** 「再スタート」というと、同じことをやり直す、みたいな感じです。始めてみて…

「寒がりのVOICE」 原田真二 季節の変わり目の、一人きりの部屋で

こんにちは、暖淡堂です。 そろそろ季節の変わり目でしょうか。 こんな時は、一人で部屋の中で音楽を聴きながら過ごすことが増えます。 選曲はどうしても、昔よく聴いて、耳に馴染んでいるものが多くなりますね。 思い出したのが、原田真二さんの「寒がりのV…

東洋と西洋

西洋の哲学は頭で読み、東洋の思想は腹で読む、そう感じた。西洋の宗教であるユダヤ教やキリスト教は頭で理解するもので、仏教など東洋のそれは、腹で捉えるものなのかもしれない、と。 哲学の書物は、大概が厚い。数百ページもあるのがたくさんある。一方で…

「ドライブ」 佐々木好 北の国の、季節の変わり目に

こんにちは、暖淡堂です。 やっと、季節が変わっているのを感じられるようになりました。 この後、また暑い日があるのかもしれませんが。 夏が秋になり、秋が深まって、その先に冬が近づいていることを感じると、いつもこの曲を聴きたくなります。 アルバム…

母方の祖父母のこと、新十津川で過ごした昭和の農家の家 【沙河9】

新十津川にあった母親の実家は、冬には暑い雪に埋もれていました。 雪が積もると自動車は使えなくなって、足で雪を踏み固めた細い道を伝って行き来をしていました。 馬そりで移動していたところもあるようです。 真冬には広い田圃が一面の雪原になってしまい…

定年後にどこに住むのかを考える 2つある考え方

こんにちは、暖淡堂です。 定年まで大体1年半。これまで転勤が多かったので、まだ自宅を購入していません。 結婚して子供ができてからは、ずっと借り上げ社宅に住んでいます。なので、定年で会社から離れると、自分で住むところを決めないといけません。 こ…

遺恨 鬼役(四)坂岡 真 志乃の活躍

元鬼役磯貝新兵衛の息子が殿中で成敗された。上役の塚越弥十郎とその取り巻き達に陰湿ないじめを受け、その挙句に切り殺されたのだ。息子の妻も塚越弥十郎に凌辱されていた。 元鬼役は矢背蔵人介の養母志乃に仇討の相談をするが、蔵人介は乗り気にはなれない…

【現代詩】「駅までのわずかな距離を…」 身体における心の遅延のイメージ 現代詩の試み

駅までのわずかな距離を… 駅までのわずかな距離を 歩ききることができない朝 僕を押しのけ 追い越していった人たちの顔が 今、僕を置き去りにした電車の窓を 稠密に埋めている 埃っぽい灰色の街に立ち尽くす僕は もし僕のこの身体を動かしてくれるのであれば…

「もろともに あはれと思へ 山桜」 前大僧正行尊 武士の勢力が拡大する時代を修験者として過ごした

百人一首第66番目の歌の作者は前大僧正行尊さきのだいそうじょうぎょうそんです。 天台宗の僧侶であり、歌人でもありました。 今回は前大僧正行尊について紹介します。 前大僧正行尊とは 生年1055年、没年1135年。 平安時代後期の人です。 三条天皇の皇子敦…

【現代詩】「坑 道」 熱い地下に眠り続ける人たちのイメージ 現代詩の試み

坑 道 餓えた男達は、黒く硬い層を噛み砕き、食らいながら掘り進む。 もう何年も眠らずに掘り続けたが、満たされることはなく、不意に襲いかかる「希薄さ」に、頼りなく窒息してしまう。 (…とろりとした脂に満ちた坑道と… (…巨大なボタ山をいくつも残し… …

なくなってしまった木造校舎 豊沼-砂川(二十)

その小学校は、僕が大学に通っている頃に取り壊され、新しい校舎が建てられた。もとの校舎よりずっと小さなものになった。当然かもしれないが、僕はその新しい校舎にはまったく愛着はない。なくなってしまった、あの古い木造校舎だけが僕の通った豊沼小学校…

「誰もいない」 アリス 季節の変わり目に、昭和の隠れた名曲 

こんにちは、暖淡堂です。 昭和の名曲から。 今回紹介するのは、アリスの「誰もいない」。 アリスⅡに収録されています。 まだメジャーになる前のアリスの曲ですが、しっかりと谷村節で名曲です。 堀内さんのコーラスや、全体のアレンジなど、後のアリスの活…

「晩鐘」 さだまさし 青春の秋の終わり

こんにちは、暖淡堂です。 ヘビメタもハードロックも、アリスも、さだまさしも、松山千春も、ふきのとうも、吉田拓郎も、中島みゆきも、あれもこれも聴いていた青春時代でした。 雑多で、節操がないですね。 それが今の自分を形作っています。 で、季節の変…

タイの水上マーケットで見かけたお寿司 これが大丈夫であれば大丈夫【微笑みの国の記憶:タイ駐在備忘録】

こんにちは、暖淡堂です。 タイでの和食の話題です。 家族がタイで再集結したときの最初の食事がシラチャのレストランで食べたお寿司でした。 その時に食べたお寿司は、見た目もほぼ日本で食べるものと同じ。 味も同じで、美味しくいただきました。 一緒に頼…

生まれて初めて還暦と定年を迎えるのでちょっと戸惑っている? そうだ、父が還暦のころの様子を思い出してみよう 

こんにちは、暖淡堂です。 自分が還暦を迎えるにあたって、どのように過ごしたらいいのか、よくわかっていません。で、ちょっと戸惑っています。 いいモデルになるのは自分の父親です。父が還暦のころ、どんな感じだったか、覚えている範囲で書いてみようと…

「シンガプーラ」 杏子 憧れながらみていたバービーボーイズ

こんにちは、暖淡堂です。 学生時代、バンドをやっていました。 で、同時代のバンドがとても気になっていました。 バンドは、スタートはヘビメタで、アイアンメイデンとかブラックサバスとかジューダスプリーストのような、今でも活動しているヘビメタバンド…

【現代詩】「季 節」 あの土地の、季節の匂いのイメージ 現代詩の試み

季 節 歩き、うろつき続けているといつの間にか、季節を追い越してしまうことがある僕の後を、涼しい風が追ってきていたふと足を止めた僕を追い越していったそれは、去年の秋の、においがした 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂…

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