安心感の研究 by 暖淡堂

穏やかに日々を送るための試みの記録

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2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

貧相ですが、何か? 土屋賢二 12年物

大学の哲学教授に憧れるのは、このような本を読んだときである。 日々押し寄せてくる難題に、知力を振り絞った弁解とユーモアでもって立ち向かう、その勇気をわけてもらいたい。 口先一つで難事をかわすその手際があまりにも鮮やかだ。 失敗しているように見…

×「われわれは宇宙人である」 〇「われわれはミステロンである」

暗い画面で観ていたTV番組をもう一つ。 「キャプテンスカーレット」 「われわれはミステロンである」のセリフは 私の父親の大好きなフレーズで、心のどこかにはまったらしく、 しょっちゅう口にしていた。 私や妹はそれをキャッキャいいながら喜んでいた。 …

気になる部分 岸本佐知子 15年物

思い出すと、読みたくなってしまう。 岸本さんのエッセイ本は2冊持っているが、どちらも目に入ると気になってしかたがない。 そして、一旦読み始めてしまうと、終わりまで手から離れないのだ。 変わった人の書いた文章というだけではない、何かがある。 この…

新宿よりも西 多摩川周辺 鉄道沿線

こんにちは、暖淡堂です。 嫌な事件が多いです。 ヤバイ人がうようよいるみたいに感じます。 特に、通勤で通過する地帯で多い気がします。 警察や交通機関、地方自治体が連携して、次世代型防犯モデル地区なんてのにトライしてみてはいかがでしょうか。 対象…

刺青・秘密 谷崎潤一郎 30年物

出張する時は、いつも何冊か本を持って行く。 この本は、松江の道後温泉に宿をとった日の、夕方に読み始めた。 まだ早い、他に人のいない大浴場でのんびりと湯に浸かり、早めの夕食にビールと日本酒をつけて、いい気分になった。 それから、この本を読み始め…

魔人バンダー 薄暗い画面の記憶

まだ、実家にいた頃。 家族はテレビを観ながら夕食をとる習慣があった。 祖父が夕食までテレビの前で晩酌をしていた。 祖母が用意した簡単なつまみを食べながら、一升瓶から注いだ焼酎をゆっくりと飲んでいた。 退職してからの習慣だった。 祖父のその姿を見…

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